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トリマーの資格取得
最近では、少子化や高齢化の影響もありペットを飼っているご家庭が増えてきました。そして、室内で飼っている方が多く、爪が伸びたときのフローリングの上を歩くと足音、におい、大型犬になるとシャンプーをするのも大変な作業になるので、ペット専用の美容師が必要になります。
その為、トリマーの数は増えているようです。
ペットショップと隣接しているサロンや、自宅を利用してサロンを開いている方もいるようです。
トリマーは、一般的に3年のキャリアをつめば一人前だと言われているようですが、資格を取得するのでしょうか。
専門スクール（昼間、夜間）や通信教育と手段はありますが、期間、費用も異なります。
昼間で2年間の学習をした場合には、約200万円以上が必要になるようです。
夜間は、日中仕事をしている方の為のコースですが、約100万円程と半額の費用になるようです。
それとは別に入学金も必要になりますが、それは専門スクールによって異なるので昼間、夜間コースそれぞれの費用を事前に確認することをオススメします。
しかし、トリマーになりたくても授業料が高くて通えない…というか方には、週2～3回の授業と少ないですが、月額2万円前後で学習できる専門スクールもあるようです。
トリマーの資格というのは、獣医になる為の国家資格とは違い、「民間資格」になるそうです。
「民間資格」とは、団体や民間の会社などが行なう試験に合格すると与えられる資格なのです。
専門スクールでは、卒業基準に達すれば資格を与えるところや、独自の基準を元に資格を与えている学校もあるようです。
民間資格なので、資格を持っていなくても、技術があれば法律違反にはならないようですが、就職を考えている方は、資格がある方を優遇するサロンもあるようですので、資格を持っていることにこしたことはないでしょう。
トリマーとは、立ちっぱなしで体力のいる仕事ですし、爪を切ったり、耳の掃除をしたりと手先の細かい作業が多い仕事でもあります。
そして、ハサミやバリカンを使ってカットを行なうため、美的センスも求められます。
驚く事に、カラーリングやネイルをしてほしいという飼い主さんもいらっしゃるようなので、お客様の希望にどれだけ答えられるかというプレッシャーもあると思います。
もう一つ、ドッグショーなどの犬種美を競う祭典で、出陣犬の美容を担当するトリマーの事を「ハンドラー」というようです。
いかに、そのイヌの優れている所を引き出すかという高度な技術を要求される仕事です。